ぷーさんのハニーハント

壁にぶつかったことでアドラー心理学に出会いました

社会人として働くとは? 新入社員研修ディスカッションテーマ①

新入社員研修では2年前からディスカッション、プレゼンテーションを取り入れています。

目的は、一つのテーマに対して数人で話し合い、
互いの意見を聞いてまとめ、それを他者に伝える練習をすることです。


一つ目のテーマ

『社会人として働くとは?』


新入社員の皆さんにとって、入社前と入社後の大きな違いは
学生ではなくなったということだと思います。

20歳になると“成人”となり、社会的には大人になるかもしれませんが
成人していても学生である限り、親にも学校にも守られた立場です。


そこでまず考えるのは、
学生と社会人の違いは何か?


一つは、お金を払っているか、お金をいただいているか、の違いです。

学生は入学金、授業料など、お金を払って勉強しています。
成績で評価されることがあっても、学生は学校や先生を評価できる立場でした。

一方、会社で働くということはお給料をいただくということ。

雇ってもらっている以上、基本的には会社を評価できる立場には無いと思います。
(違法な労働環境や労働条件は別として)

その会社で働くことを選択したのは自分。

会社に養ってもらうという意識ではなく、
自分が背負っていく会社だという意識がある人と無い人では、働き方が大きく異なります。



もう一つは、社会的に見た時の立場の違いです。

子ども、学生から見た“働く大人”は楽しそうに見えないことが多いと聞きます。

あんな大人にはなりたくない…
勉強をしても辛そうに仕事する大人になるなら、何のために勉強するかわからない…
働きたくない…

子どもから見たほとんどの大人は、幸せそうに見えないそうです。

学生のうちは、「あんな大人にはなりたくない」
と言っている立場だったかもしれませんが、
これからは自分たちの働く姿が子どもたちに大きな影響を与える可能性があります。



ただ毎日を消化するように働くことも間違いではありません。

ただ、社会を支える建設業の現場監督として、
お客様や地域の方々のおかげで私達は生活できています。

お客様や地域の方、子どもたちは、私達が働く姿を意外と見てくださっていることを
少しだけ責任として感じ、誇りに思ってほしいと思います。



そして、社員として働く時にもう一つ考えてほしいのは、
会社とは何か?

これについては改めて書こうと思います。





私が入社した時、働くことの意味を深く考えていませんでした。

働く意識を押し付けるわけではありませんが、
今後働いていく中で、何のために働くのか分からずにやらされている意識で悩むより、
少しでも前向きに働いてくれると嬉しいです。

いつでも一緒に考えていこうと思います。



本日もありがとうございました(^^)
素敵な一日になりますように…