ぷーさんのハニーハント

壁にぶつかったことでアドラー心理学に出会いました

大浴場は苦である。でも、感謝しなければならない。

先月、2泊3日で家族旅行へ行ってきた。
旦那セレクトの旅行。

初日は普通の新しいホテル。(大浴場なし、綺麗なユニットバス)
2日目は、昔からあるような大きい旅館だった。(大浴場の温泉あり、部屋のお風呂はno comment!)


私は大浴場が大嫌いだ。
でも2日目の旅館では部屋のお風呂に入る意欲が湧かなかったため、大浴場へ行くことにした。

今回の大浴場でも全てにドキドキして入浴どころではなかった。

脱衣場の全て、浴場に入る出入り口にある足のマット、洗い場の椅子やシャワー、
浴場の床、浴槽の中、天井から時々落ちてくる雫。
とにかく全てが苦手だ。



身体を洗い、浴槽で温まり、再度身体を洗って脱衣場へ行こうと、
浴場と脱衣場への通路でこれから踏まねばならないマットを凝視しながら身体を拭いていた。

その時、腰が曲がった清掃係のおばあさんが妊娠中の私に、
「お腹大きいから滑らないように気をつけてね。
 私もいつも怖くて足元見て歩いとるのよ。」

と声をかけてくれた。

その言葉を聞いた時、大きな衝撃を受けた。
青天の霹靂とはこういうことなのだろうか?

なぜ私は、大浴場を管理してくれている方達の気持ちを考えていなかったのか…
感謝していなかったのか…
おばあさんがかけてくれた温かい言葉で反省した。


感謝の気持ちを忘れなければ、
何かの試練としか思えない大浴場の通路も負の感情だけで歩く必要はなくなる。
これからは自分が余裕がないほどに嫌な感情を持った時でも
それに関わってくれている方の気持ちを必ず忘れないようにしようと思った。



それでもわざわざ行く旅行はなるべく綺麗なところに泊まりたい…
旅行の手配をしてくれたお礼と共に、かなりオブラートに包んでもう少し綺麗な所が良いと伝えた(・・;)