愛とは何か? ラストダンスは私に
好きとはどういう意味か?
愛とは何か?
物心ついた頃からずっと疑問に思ってきた。
子供の頃の自分の恋愛、両親の結婚生活と離婚…
両親以外の夫婦やカップルの在り方も見ながら、
どういう関係が自分の理想か、幸せそうか、子供ながらに考えていた。
当事者同士は楽しそうに見えても、周りが気を使うような関係であれば、
それは私にとって理想の関係とは言えず、反面教師でしかなかった。
大人になった今でも、愛の意味をまだわからずにいる。
なんとなく、愛とは自分の幸せよりも相手の幸せを願うことであり、
そして相手の幸せが自分の幸せにもなることだと思う。
でもそれがなかなか難しい。私にはできていないと言い切れる。
私には自信がない。
自信がないから、パートナーの愛情に不安を覚える。そして、パートナーが関心を寄せる人に嫉妬してしまう。
信頼しようと思っても、信頼できない自分がいる。
嫉妬してしまう理由や自分に関心がないと思える理由を見つけようとし、実際に見つけてしまう。
そして、やっぱり私は愛されていないのだ、自分も彼を愛せていないのだと確信する。
全ては恋愛で失敗した時の言い訳にするために自分で作り出したものだとアドラー心理学では考える。
おそらく、彼は自分ではない別の人を愛しているという事実を受け入れるより、
自分に至らないところがあるから恋愛、結婚がうまくいかなかったと考える方が私には楽なのだ。
自分の好きな人が、自分以外の人と一緒にいて幸せであればそれを喜べるのが愛。
愛を知る人は、自分自身よりも愛する人の幸せに関心がある。
アドラー心理学で考える愛もまた、子育てや社員教育以上に難易度の高いものだった。
根底は何も変わらないのだが。
アドラー先生は、至極真っ当な、そして厳しすぎる考えを教えてくれる。
愛する人が選んだ人生を、今選んでいる人生を私は尊重したいと思う。
私といることを選択してくれるならそれは嬉しいが、そうでなくても彼が幸せならそれでいいと思うのだ。
(浮気しても、キャバクラへ行っても、風俗へ行っても、本気で別の人を愛しても、何をしてもね!)
↑アドラー心理学の解釈、合ってる?
アドラー心理学で考える愛し方ができるかは別として、違和感はすっきりした。
これが私の考える愛だから、愛しているから、彼の選択も生き方も受け入れる。
愛されることを求めるよりも、愛せる人間になれるように頑張ろうと思います。