上司を言い訳にしているうちは成長しない 部下の心得
先日研修をした際、新入社員の悩みの中に
『先輩が教えてくれないから分からない』
『教えてくれたっていいのに…』
といった意見がありました。
新入社員の方が言いたいことは、
私達は新入社員なんだから、説明がなければ分からないことくらい分かりますよね?
何か変更事項があるなら、上司の方から教えてくれればいいじゃないですか?
上司の方から理解してください。もっと丁寧に指導してください。
ということです。
なるほどなるほど。
確かにその気持ちはは分かる。
でも… 甘い!!!
この考え方をしていては、常に自分の成長が上司によって決まることになります。
これは主体的ではなく、他人任せの考え方です。
もちろん、経験の多い上司が歩み寄ることは大切です。
新入社員のわからない気持ちを理解し、丁寧に教え、指導することも必要。
上司の立場の方々に対しての指導であれば、
部下とのコミュニケーションの取り方や、指示の仕方などを理解してもらえるように伝えます。
しかし、部下の立場の人に指導する場合は全く異なります。
『上司が教えてくれないから、できない』
という考え方を少しでも変えられるように伝えます。
(パワハラのような場合は違います…)
先日の研修では、
上司の立場に立った時、どんな部下が良いだろう?
という視点で新入社員の方々に考えてもらいました。
隣の人とディスカッションをした後、意見を出してもらいました。
そのときに出た意見です↓
・自分から質問してくる
・仕事は期限内にやる
・報連相ができる
・元気
・素直
・挨拶ができる
・責任感がある など
前向きな意見をたくさん出してくれました。
私も、新入社員のみんなが出してくれた意見の通りだと思いました。
そこで私が聞いたのは、
それではみんなは、そんな部下になれるように何か努力していますか?
という質問です。
新入社員のみんなは、
ハッとしたような表情になり、不満を言う前にできることがまだいくつもあると思ってくれた様子でした。
自分が上司の立場で考えたときには、
自ら報連相をしてくれる部下の方が助かることに気が付いたのです。
上司は、部下である私たちよりも多くの業務があり、私たちの責任を取ってくれます。
普通に考えれば、部下よりも上司の方が大変なのです。
部下は、まず上司に感謝すること。
そして、納得がいかないときには上司の立場になって考えてみること。
可愛がられる部下になり、上司に育てたいと思ってもらうことが必要だと思います。
上司と上手くいかないときには、自分から上司を好きになる!
本日もありがとうございました(^^)
素敵な一日になりますように…