ぷーさんのハニーハント

壁にぶつかったことでアドラー心理学に出会いました

上司が「近頃の若者は…」と言っていたら一生分かり合えない 部下が言うことを聞かない時にやるべきこと

人は年を重ねれば重ねるほど、
会社で様々な経験や苦労をすればするほど、
自分が未熟だった頃のことを忘れてしまうものだと思います。

通常でも他人のことは理解できないのに、
それが歳の離れた部下なら、理解できないことは当然だと思います。



だから、

「近頃の若者はだめだ…」
「自分たちの時代はもっと大変だった…」

と自分の価値観で部下のことを見ていてはいつになっても理解できません。

自分が正しい、と思っていては一生分かり合うことはできないと思います。



私は今29歳、完全なゆとり世代です。

新入社員とは同じゆとり世代で、あまり年齢が離れていなくても、新入社員の気持ちを理解できていません。

上司は、自分たちより私の方が彼らを理解できるはずだと考えてくれていました。


しかし、私が“自分の時はこうだった”という考え方を捨てない限り、
彼らの気持ちを理解することができないことを最近まで気がついていませんでした。

3年も気がつかなかったのです。

私が入社した頃、『ゆとり世代だから』と悪い意味で言われることが嫌だったのに、
結局私も同じように個人を理解する努力をしていなかったと思います。


私がベースにしていたのは、
自分が入社した頃の不安を忘れ、自分の至らなさを棚に上げ、自分自身で作り変えたストーリー

彼らの気持ちや要望を聞くことはしていましたが、
いつでもベースには私の考えや私が受けた教育と比較していることが多かったです。


とにかく、相手のことを理解しようとする。
新入社員、若い社員の考え方を理解することに努める。

話を聞いている間は、自分の考えを作り出さず、共感して聞く。


みんなそれぞれに良いところが必ずあります。

自分の考え方も、理解できないと思ってしまうような相手の考え方も、
どちらも正しい考え方だと最近は思えるようになりました。



先日元気のない新入社員達に、
『今のまま働いていていいのか、それとも変わりたいと思うのか教えてほしい』
と質問をしました。

すると、
『残業は少なくしてほしい、プライベートの時間が欲しい』
と、気絶するような思いを話してくれました。

どこかで勝手に、もう少し前向きに変わりたいと言ってくれると思っていた私が悪いのですが、
前向きに働けるようになることより、仕事を減らすことを求めていることに、正直驚いてしまいました。

しかし!
よく考えたら、当然のこと…

忙しくて残業せざるを得ない環境の中で、早く帰りたいという社員が多いことは一見ピンチのように思います。

でも、この意見を真摯に受けいれ、ピンチをチャンスに変えることもできると思い始めました。

確かに残業ありきのタイムスケジュールになっているので、
これをどうにか変えることはできないか?と考えられたことに、自分自身の成長を感じました。
(自画自賛です…)



人それぞれ、考え方が違うのは当たり前です。

そして、自分とは違う考えを知ることによって人は成長できます。

だから相手が理解できないと思った時こそ、チャンス!と勝手に思い込み、
周りの方からいつでも学ばせていただくという姿勢で過ごしていきたいと思います。



本日もありがとうございました(^^)
素敵な一日を…