ぷーさんのハニーハント

壁にぶつかったことでアドラー心理学に出会いました

私の上司達は何を目指しているのか 上司への疑問

4年前に教育の部署へ変わってから、多くの上司と関わる機会が増えた。
上司達を尊敬する気持ちに嘘はない。
しかし、私は部下の立場で上司達に対して疑問を抱くことがある。

『いったいこの方達は、どこへ向かって仕事をしているのか?
本心ではどう思っているのか分からないな。』

分からないと書いたが、実はそれぞれの上司が
何を目的として仕事をしているのか、
どんな思いで部下と接しているのか、
何となくは分かってしまう。


・出世欲むき出しで部下のことなんて視界に入っていない上司
・どこを目指しているかは分からないが全力で部下を守ってくれる上司
・自分のことを考えつつ、会社や部下、他の社員の立場を考えてくれる上司
・自分が出世することを重要視しながらも
 会社や仲間のことも考えているように見える上司
・表面的には部下のことを思っているような行動をしながら
 心の底で実は違うところを見ている上司      
etc…


先日、ある一人の上司の発言に対して
「部下のために行動しているように見えたけど、本当は自分のためか。」
と感じてしまった。

もし自分の承認欲求や出世のための行動であったとしても
協力して部下の教育をしてくれるなら全く問題はない。

ただ、私は少し悲しかった。
この上司は違うかもしれないと、自分勝手な期待をしたからだ。
迷走を続ける業務効率化や教育に対して、
一緒に真剣に考え、助けてくれるかもしれないとう甘えがあった。
私の弱さや甘えが、がっかりするような上司の一言を引き寄せたのかもしれない。


入社してからこれまで、
上司達に疑問を抱きながらも、尊敬し憧れていたはずだった。

今は上司達のような大人になりたいか分からない。
今の人間関係や仕組みに違和感を感じなくなることが怖い。
そして、こんな風に思っているのに転職する勇気がない自分に対して、嫌気がさす。



話は変わるが、
私は若手社員へ、上司に対して苦手意識や嫌悪感を抱いた時は
『自分が上司の立場だったらどんな部下がいいか』
考えるように勧めている。

相手の立場や状況、気持ちを考えれば大抵のことは我慢できる。

上司達も、同じように部下の立場でどんな上司が良いのか考えることはあるのだろうか。

最近の若い人は特に、上司や先輩の生き方を見て会社を見る。
だから、憧れるような生き方を上司が見せてくれることが
どんな教育よりも効果的な教育になる。

私も数名の部下を抱える上司になった時、又はさらに歳を重ねた時、
今は理解できない上司達の気持ちが分かるのだろうか?


今は複雑であるように見える世界を、
シンプルかつ前向きに捉えられるようになりたい。


本日もありがとうございました。
素敵な一日になりますように…